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「銘柄は水面下にある優良なものを選んでじっと待つ」

“Select high-quality stocks that are still underwater, and wait patiently.”

(銘柄は水面下にある優良なものを選んでじっと待つ)

是川銀蔵(Ginzo Korekawa, 1897–1992)
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名言の背景

是川銀蔵は「最後の相場師」と呼ばれた日本を代表する投資家だ。小学校卒の学歴ながら独学で経済を学び、60歳を過ぎてから相場師として本格的に活動を開始した。1982年の住友金属鉱山の仕手戦では約1,500万株を買い占め、200億円の巨利を得たとされる。1983年には日本の長者番付1位に輝いた。

この言葉は是川銀蔵が残した「カメ三則」の第一条である。カメは水中深くじっと潜り獲物を待つ習性があることから、その名を冠した。自著『相場師一代』の中で、短期の値動きに翻弄されず、優良銘柄を底値で仕込み、時期が来るまで辛抱強く待つ姿勢の重要性を繰り返し説いている。

トレーダーへの教訓

人気化して話題になっている銘柄ではなく、まだ注目されていない優良資産を発掘する姿勢を説いている。カメ三則のポイントは「優良」「底値」「忍耐」の三つ。値動きを追いかけるのではなく、本源的価値と市場価格のギャップを見つける眼力が成功の鍵となる。

FXトレーダーへの応用としては、ファンダメンタルズ的に割安になっている通貨や、テクニカル的に長期の底値圏にある通貨ペアを監視リストに入れておくことだ。市場がパニック状態で過剰に売られた通貨は、長期で見れば絶好の仕込み場となる。短期の値動きではなく、数週間〜数ヶ月単位の視点を持つことが重要だ。

出典

『相場師一代』(是川銀蔵著)、1992年刊。「カメ三則」として知られる是川流投資哲学の中核をなす教え。

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