“The best trades are the ones in which you have all three things going for you: fundamentals, technicals, and market tone.”
(最高のトレードとは、ファンダメンタルズ、テクニカル、そしてマーケットのトーンの三つが揃った時のものだ。)
マイケル・マーカス(Michael Marcus, 1947–)
名言の背景
マイケル・マーカスは、商品先物と外国為替市場で活躍した伝説的トレーダーです。コモディティーズ・コーポレーションに所属し、約3万ドルの資金を約8,000万ドルに増やした実績を持ちます。ジャック・シュワッガーの『マーケットの魔術師』の第1章で最初にインタビューされた人物であり、エド・セイコータの弟子としても知られています。
マーカスは初期のキャリアでテクニカル分析だけに頼って大きな損失を経験し、その後ファンダメンタルズ分析を組み合わせることの重要性を学びました。この名言は、単一のアプローチではなく、複数の要素が合致した時にのみ大きなポジションを取るという彼のトレード哲学を示しています。
トレーダーへの教訓
テクニカルシグナルだけ、あるいはファンダメンタルズだけでトレード判断を下すのではなく、複数の根拠が重なった時に確信を持ってポジションを取る。これが勝率とリスクリワードの両方を改善する鍵です。「全てが同じ方向を指している」と感じる時こそ、ポジションサイズを通常より大きくする価値があります。
FXトレードでは、金融政策の方向性(ファンダメンタルズ)、チャート上のサポート・レジスタンスやトレンド(テクニカル)、そしてリスクオン・オフの市場心理(トーン)が一致するペアを見つけた時に、最も確度の高いトレードが生まれます。日次分析で三つの軸を常にチェックする習慣をつけましょう。
出典
ジャック・D・シュワッガー『マーケットの魔術師 — 米トップトレーダーが語る成功の秘訣』(原題: Market Wizards)、1989年、New York Institute of Finance。マイケル・マーカスへのインタビューより。