“The elements of good trading are: cutting losses, cutting losses, and cutting losses.”
(優れたトレードの要素は、損切り、損切り、そして損切りだ。)
エド・セイコータ(Ed Seykota, 1946–)
目次
名言の背景
エド・セイコータはコンピューターを活用した自動売買システムの先駆者であり、トレンドフォローの伝説的トレーダー。クライアントの口座を5,000ドルから15,000,000ドル以上に増やした実績を持ち、『マーケットの魔術師』では最初に紹介されるトレーダーの一人である。
この名言は『マーケットの魔術師』のインタビューで語られたもの。セイコータは「優れたトレードの要素」を聞かれた際に、あえて「損切り」を三度繰り返した。勝ち方ではなく負け方にこそトレードの本質があるという、彼の哲学が凝縮された一言だ。
トレーダーへの教訓
損切りを三度繰り返すことで、セイコータはその重要性を強調している。勝てるトレーダーになるための専用の技術や秘密の手法は存在せず、損失を小さく保つことだけが唯一の不変の原則だというメッセージ。トレンドフォローの核心は、トレンドに乗ることより損失を管理することにある。
日々のトレードでは、損切りのルールを例外なく守ること。「もう少し待てば戻るかもしれない」という誘惑に抗う力が、長期的な生存と収益性を分ける。セイコータが強調するように、これこそがトレードの「第一」の要素であり、「第二」も「第三」もそれである。
出典
『マーケットの魔術師』(原題: Market Wizards: Interviews with Top Traders)、ジャック・D・シュワッガー著、1989年。