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「私はただ隅にお金が転がっているのを待ち、そこへ行って拾うだけだ」

“I just wait until there is money lying in the corner, and all I have to do is go over there and pick it up.”

(私はただ隅にお金が転がっているのを待ち、そこへ行って拾うだけだ)

ジム・ロジャーズ(Jim Rogers, 1942–)
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名言の背景

ジム・ロジャーズはジョージ・ソロスとともにクォンタム・ファンドを共同設立し、1970年代に驚異的なリターンを記録した伝説的な投資家である。37歳で引退後、オートバイや車で世界一周を2度達成し、各国の経済を自らの目で観察する独自の投資スタイルでも知られる。商品市場への投資でも著名で、ロジャーズ国際商品指数の創設者でもある。

この名言は、ロジャーズの投資哲学を最も端的に表現した言葉のひとつである。無理に利益を作り出そうとするのではなく、明らかな投資機会が目の前に現れるまで辛抱強く待ち、誰の目にも明らかなチャンスだけを拾うという姿勢を示している。

トレーダーへの教訓

この名言は「確実性の高い局面だけを狙う」という原則を教えてくれる。多くのトレーダーは市場に常に参加していなければならないと感じるが、実際にはチャンスが明確な時だけ行動すれば十分な利益が得られる。難しい相場環境で無理にエントリーすることは、コストと精神的負担を増やすだけである。

日々のトレードでは「この局面は隅に転がっているお金か?」と自問する習慣が有効である。答えが「自信がない」であれば、それは待つべきタイミングだ。週に数回しかトレードしなくても、一つひとつの勝率とリスクリワード比が高ければ、月単位で見れば十分な利益になる。

出典

ジャック・D・シュワッガー著『マーケットの魔術師』(原題: Market Wizards)、1989年、New York Institute of Finance刊。ジム・ロジャーズのインタビューにて。

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